「手術よ。それと薬」

第1話、寧子のセリフを覚えていますでしょうか。
人が病院に行き、診察・手術をしてもらったらその後何が必要でしょう。

やきそばパンを食べる。
ケーキを食べる。
食生活も大切ですが、もっと大切なものが彼女たちにはあったのです。

生きるための薬。
人間、薬には依存したくないものです。


■ 足りないもの



大怪我をした寧子。
学校に来ない寧子。
血塗れの寧子。

彼女たちは明日をも知れぬ身だったのです。
一体何故――それは。


■鎮死剤



「私たち魔法使いは、この薬『鎮死剤』を毎日1錠飲まないと生きていけないの」

薬がないと生きられない。
「魔法」を得るための代償がこれ。
ただし彼女たちが進んで魔法を望んだのではありません。

寧子「見たかったの、海を。なんだか昔、すごく恋焦がれていた気がするから」

幼き日の記憶か。

良太「あの薬は何処で手に入るんだ」
佳奈「私たちがいた研究所にしかないはず。でも私たちは移送中に逃げ出したから、研究所の場所はわからない」


■ 火事



火の不始末か、火災発生。
前話に寧子が言っていましたが、薪で煮炊きを行っているのです。
なんと、鎮死剤がこの火事ですべて燃えてしまいました。

誰ですかー?
「ねーよ」とか言ってる人w

このままでは寧子たちは死んでしまいます。
ならばどんな手段を使ってでも、鎮死剤を入手しなくてはいけません。

他の魔法使いから奪う?
研究所から盗む?

良太が提案したのは、第三の手段でした。
工場に取りに行く。


■ 忘れたくないのに、忘れられずに



脅威の記憶力を持つ男、村上良太。
やはり主人公には何らかの隠された力がありました。
一度見た鎮死剤から製薬会社と工場まで特定。

良太「忘れたいことまで忘れられずに…辛い思いをする」
寧子「忘れたくないのに忘れてしまうことの方が…ずっと悲しい」
佳奈「……」


■天文台に移動中



良太「いいよ、重いし」

さっきから佳奈に対して「重い」を連呼w
寧子の能力は「物」を壊すことだけ。触れない限り人には無効です。


■ カズミちゃん



ついに登場、スーパーハカー・カズミちゃん。
ちょっとアニメでは能力が分かりづらいかな?
暗号の鍵を見つけられる、すなわち素因数分解が自力でできてしまうという超人っぷりです。
彼女の前ではそんなセキュリティも突破可能。心強い味方です。
寧子を学校に編入させたのも彼女の能力。(やはりインチキだった)
これで工場のセキュリティ問題は解決です。しかし……。

先に言っておきますが、多分カズミちゃんが一番人気になると思います。
そしてしばらくしたら、「痴○だーっ」「淫○ピンク」とか言われるんだろうなあ。


■ 予知



体を真っ二つに切られて寧子が殺される、という予知が。
ここで魔女の刺客が研究所から工場へ、寧子たちのもとへ送られます。

彼女の名は沙織。AA ランクの魔法使いです。ちなみに寧子たちはB ランク。
6メートル以内のものを何でも切断できる能力を持つ沙織。
もう1つ能力がありますが、それは?

しかし工場に行って薬を入手しないと死ぬ。
行っても切り刻まれて死ぬ。

なんか佳奈のティッシュをつめた鼻がなんか笑える。


■ ハーネスト



魔法使いの弱点を寧子から教えられる!
なんと首の後ろにある機械のことをハーネストといい、ハーネストの右下スイッチはハングアップボタン。
このハングアップボタンを押せば魔法が1日使えなくなるのです。
ちなみに左下はイジェクトで、3つ目のスイッチは不明です。

これで作戦は決まりました。
しかし、予知は変わらず。でも行くしかない。

佳奈「あまり寧子に魔法を使わせないで。寧子は能力を使うと、大切なものを失ってしまうから」

大切なもの……それは?

カズミ「バスが出るでー」(違


■ 手紙



作戦決行の前に、寧子は良太に手紙を渡します。

寧子「工場の中に入ったらこの手紙を読んで」

なんと手紙には、自分が囮になるのでその間に薬を見つけて逃げろというもの。
最初から寧子は死ぬつもりだった!?良太が生きていればなんとかなると。
確かにこの方法は賢いかもしれません。しかし当然良太は納得できません。

良太「見殺しに出来るかよ!!」

そして佳奈の予知が変わります。
二人とも死ぬ。


■ 沙織



やはりいました。
沙織「これは私の一方的な殺戮よ」

沙織も殺さないと殺されてしまいます。
あ、服が破れた。


■ ほくろ




駆けつけた良太を見たものは、一方的な殺戮ではなく、

良太「あれは…クロネコのほくろだ!!」

嬉しさのあまり泣き出す良太。
破れた服の間から見えた、寧子の肌、そしてホクロ。
しかしよくこの状況で見ますね。変態さんですね。

良太「どうしてお前は俺のことを覚えていないんだよ」
大切なものを失ってしまうから。
大切なもの、それは――記憶。


■ また失ってしまった



無情。
さて、どうなる?


ちょっと駆け足でしたが、こんなものでしょう。今日で原作1巻分終わりました。
このペースだと、原作4巻までしか終わらないですが、どうするのでしょうか。


(C) 岡本倫/集英社・「極黒のブリュンヒルデ」製作委員会